こんにちわ。もう9月も終わりに差し掛かり、秋の気配が色濃くなってきましたね。
食欲の秋ということで、今回は飲食店、特にラーメン屋さんに関して思ったことを書きます。
昔からラーメンには目がなく、いろいろな店を巡るのは楽しいものです。ただ、ラーメン屋さんをとってみても、現在の社会構造が見えてきます。
個人的に好きなラーメン屋さんは、よく潰れてしまうのですが、なぜなんだろうと以前から疑問に思っていました。
様々な要因の中で、1つは、お客が自分の舌で判断することが希薄だからだと思います。また、良心的な店は、化学調味料等を使わず、利益第一ではないので、儲からない、ということが予想されます。
近所の人気店では、いつも行列ができているのですが、どうやらミシュランガイド?に掲載されたからのようです。私は、同じラーメン屋さんにすくなくとも3回は行ってみて評価するのですが、その人気店に4回行っても全くおいしいと感じませんでした。近くのあまり有名ではないラーメン屋(無化調)のほうが好みで、100倍もおいしく感じてしまいます。
味なので個人の好みはあるにせよ、その両店のお客さん数は、圧倒的に人気の有名店に軍配が上がるのは異常に見えます。
自分の舌に地震がないのか、有名店ということだけでなぜか有難り、行列をなしてどっと押し寄せる姿を見ると、戦後の社会がいかに主体性がなく流されやすく、自分で考えることを放棄しているかが見えてきます。
単にマーケティングが上手いビジネスラーメン屋は淘汰され、おいしものを提供しようという真面目なラーメン屋さんが残る社会になってほしいものです。そのためには一人ひとりが、自分の好み、考え、主体性を持ち、メディアやマーケティングに流されなくなる必要があると感じました。