一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • タクシー事業者5

今回もよろしくお願いします。

さて業務上の事故についてですが、タクシー乗務で起こる事故とはどのようなものがあるでしょうか。

一般的に多いのが交差点付近での事故で、これはタクシー業務も同じなんですが、タクシーに付きもののような事故がお客様に気づいて左側に寄せる際の二輪との接触事故。また、その行動が急停車だったためにおこる追突事故。そしてドア開閉による進路妨害による事故。その他にも、乗客の急な方向指示による事故です。

お分かりと思いますが、全て安全運転義務を怠ったが故に起きた事故です。残念ながら非常に多いのです。お客様の減少からくる売上重視の余裕のなさ、それを原因とするタクシー同士の路上での競り合い、精神的なイラつきが考えられます。

不景気・コロナ禍・在宅勤務・テレワークによる移動の減少等で益々乗客の減少の中、タクシー特有の事故の悪循環は続くと考えられます。その為、事故を起こした乗務員の指導のために運行管理者は、当日朝の出庫者の点呼後まで当乗務員を待機させ聴聞し指導をします。

ただ、これも悪循環を招いています。事故の是正を促している管理行動が、20時間以上の勤務をした乗務員のそれ以上の疲労を生み出してしまい、精神的な圧迫感から更なる事故や違反に繋がることも事実として起きています。

それでは次回、業務上の違反についてお話します。

 

 

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア