●仮想マシンとは
物理的なコンピュータと似た機能性を提供するエミュレータです。
無料で高機能な仮想マシンは、以下の2つだと思います。
・Oracle VM VirtualBox
・VMware Workstation Player
両方とも無償でインストールでき、Windows OSとLinuxに対応してるソフトウェアです。
どちらも高性能なのでどれを使えば良いのか悩む方も多いと思います。
おすすめはどれか断言をするのは難しいですが、それぞれ機能やパフォーマンスに違いがあります。
●仮想化する際のPCのスペックについて
仮想化する場合のハードウェアの目安としては以下になります。
・CPU:仮想化支援技術intelVTもしくはAMD-VをサポートしているCPU、できればデュアルコア以上のCPU
・メモリ:4GB以上
・HDDやSSDの空が30GB以上
ただ、昨今のCPUはほとんど大丈夫なので、よほど古くなければ心配いらないと思います。
●VirtualBoxについて
米国オラクルが開発を行っています。
Windowsの上でLinuxなどを使用することも可能で
反対にUnixやLinuxの上でWindowsを使用することも可能です。
VirtuabBoxは完成度が高く、多機能であり、無料なのが良いところです。
スナップショットなどの機能は非常に便利である。
ユーザフレンドリーであり、設定操作もマウスで操作もできます。
また初回設定もウィザード形式で案内してくれるので、使い方もわかりやすいです。
入門者は「取り敢えず仮想化したい」という場合はVirtualBoxを使用してみると良いと思います。
以下はVirtualBoxの画像になります。
●VMwareについて
カリフォルニア州に置く会社が開発を行っています。
一般ユーザは「VMware Workstation Player」をつかって仮想化をおこなうことになる。
VMware Workstation Playerは非営利目的ならばユーザは無料で利用できる。ただし機能制限が課せられている。
VirtualBoxと比べたときに目立つ違いはCentOSのインストールなどを行うときに、「簡易インストール機能」を使用できます。
これを使用するとユーザ名とディスクの容量を決めたら後は、自動的にインストールが行われる。
インストールが勝手に始まり、終わるのでとても便利です。
以下はVMwareの画像になります。
●どちらが良いのか
・VirtualBox
仮想ハードウェアテクノロジーをサポートしていない古いプロセッサを搭載したPC
仮想PCをリモートで操作したい
ホストPCにmacOSを使っている
・VMware Player
大量のビデオメモリが必要なプログラムを仮想PCで走らせたい場合
DirectX 10を利用したアプリケーションを使いたい
オプションの数、柔軟性という観点ではVirtualBoxが圧倒しているでしよう。
無償のソフトウェアとは思えないほど高機能です。ほとんどの方はVirtualBoxで事が足りると思います。