こんにちは、篠原です。
前回の記事で、よいプログラムとは「構造化されたプログラム」であるということを私なりの解釈で記述させていただきました。
今回はコーディングを早く行うテクニックやツールを少しご紹介したいと思います。
Javaの老舗IDEと言えばEclipse。
そのEclipseで意外と知らない方が多かった機能がソースコードの「メソッドの抽出」。
ソースコードでメソッド化したい箇所を選択し、右クリック→「リファクタリング」→「メソッドの抽出」を行うと、
その部分だけ独立したprivateメソッドとしてコードが分離されます!
前回の記事でご紹介した、処理の共通化、スコープの明確化を体現しようとする場合、処理を適切に移動する必要がありますが、そこでミスなく正確にソースコードの切り出しを行えます。
ここぞというときに覚えておいて損はない機能です。
Windowsの汎用的で無料のテキスト編集といえば、サクラエディタ。
Shiftキーを押下することで範囲選択をすることができることはご存知だと思いますが、
実は、Altキーを押下してからカーソルを操作することで、行に関係なく四角い範囲を選択することができることはご存知でしょうか?
これが役に立つのは、ログファイルの行頭、決まったヘッダー部分を削除する、などです。
他、コーディングに特化したエディタであれば、
Ctrl + 「/」 でコメントのつけ外し、
Alt + 上下カーソル で行ごと移動、
Ctrl + Space で候補の選択
Ctrl + 左右カーソル で、約一単語ごとに(いい感じに)移動
など、共通したショートカットキーが多く存在します。
これらを一度覚えてしまえば、他のエディタを触ることとなっても、説明を読まずになんとなく操作ができてしまうものです。
よく、「篠原さん、コーディング速いですね」など、嬉しいお言葉をいただくことがありますが、
早い人ほど、ショートカットをよく知っていて、ツールを手や足のように使用できるものです。
実装の経験が長ければ長いほど、痒いところがどんなところかも、よく知っているはずです。
その痒いところをそのままにせず、ショートカットやツールがないか、自分で調べる習慣があれば、自然にコーディングは早くなっていくのです。