一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

4月いっぱいで東証一部上場企業を退職し、

フリーランスになって1ヶ月が経ちました。

 

まだまだ自分の事業が軌道に乗るまでは時間がかかるなーと思いつつ、

いろいろとあがきながら進めています。

たった1ヶ月で成果が上がらないことは当然といえば当然ですが、

やっぱりうまくいかずに落ち込むこともあり。

前向きにとらえるとそんな風に失敗できて

いい経験を積むことができているわけでもあるのですが、

とは言え会社員時代にここまでやっておけばよかったと感じることはたくさんあります。

その中で特に実感していることを以下に挙げさせていただきます。

これから独立しようと考えている方はぜひ参考にしていただければ幸いです。

 

■ビジョンは明確にした方が良い

僕は独立して何かがやりたいという気持ち以上に、

会社員に対する不満の部分が多くて独立したのですが、

事業の方向性にかなり悩んでいます。

そのあたりがしっかり定まっていないと、

フリーランスは会社員以上に周りの環境に流されてしまうと実感。

自分のできることやスタンスを明確に打ち出していないと、

他の会社から下請けのように見られていいように使われてしまうことも。

自分が何をやりたいのか、3年後や5年後にどうなっていたいのか、

そのためにどんなスキルを身に付けていくべきか、

といった軸を持っていないと、下手をすると会社員以上に

仕事や環境を選べなくなってしまいます。

 

■ある程度収入の見込みが立っている状態で起業した方が良い

当たり前ですが、やはりお金は大事です。

お金がないと活動範囲が限られてしまったり、

自分が身に付けたい能力を身に付けることができなかったり、

お金を払えば時間をかけずにできることも

自分でやることで本業の時間が奪われてしまったりします。

そして何より大きいのが、お金がないと余裕がなくなります。

余裕のなさは自分の発言や行動にもろに出てきますし、

仕事をしているだけで精神的にきつくなったりもします。

立ち上げ初期の段階を乗り切るためにも、

最低限数ヶ月生活に困らないだけの貯金をしたり、

副業などである程度の収入源が確保されている状態で独立を考えることをオススメします。

 

■会社員時代に「これやりたいな」と思ったことは意外とほぼやらない

会社員時代はSNSマーケティングやSEOなど

もっと幅広いwebの知識とスキルを身に付けたいと思っていましたが、

いざ独立してみたら意外とやらない笑

今思うと、そもそも本当にやりたいと思っていたら会社に所属しながらでも

趣味とかでやるわけで、それをしてきていないということは、

フリーランスになっても変わりません。

独立すると拘束時間は無くなり、自由な時間は取れるようになりますが、

かと言って会社員時代の自分とは全く違う動きができるわけではないので、

未来の自分にはあまり期待しない方がいいです。

 

 

いかがでしょうか?

これから独立を考えている方は、

しっかり準備してから活動することをオススメします。

もちろん上記は僕個人の見解なので、

何も準備せずにうまく行く人もいるかもしれません。

ただ、自分で鋼のメンタルを持っているという自信がない方にとって

この記事が少しでも役に立てばうれしいです。

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海老名 賢一

求人広告のコピーライター、大手web制作会社のwebディレクターを経て、2019年5月に独立。HP制作と業務を円滑にするマニュアル作成をメインの事業として活動中。

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