今回は「df」コマンドについて記載しようと思います。
「df」は、ディスクの空き領域(freeスペース)のサイズを
集計して表示するコマンドです。
引数でファイルやディレクトリを指定すると、そのファイルが
保存されている場所の空き領域が表示されます。
指定しなかった場合は、現在マウントされている全ての
場所について空き領域を表示します。
【書式】
df [オプション] [ファイル]
<オプションについて>
-aオプション(–allオプション)
→ すべてのディスクを表示します。
ダミーのファイルシステムなど容量が0のディスクも表示します。
-Hオプション(–siオプション)
→ 単位を付けて表示します。
オプションなしでの容量の表示は「123456789」というような
大きな数字であり、桁区切りもされていないので、読みにくい。
そこで、-Hオプションは一般的に使用されているSI単位と呼ばれる
「k」「M」「G」の単位を使って表示します。
<dfとduの違いについて>
「df」コマンドと似た使い方として「du」コマンドがあります。
「df」コマンドはファイルシステムの容量を表示するのに対して、
「du」コマンドはディレクトリで使用している容量を集計して合計を表示します。
たとえば、/homeの容量を確認したい場合には以下のように実行します。
$ du -s /home
オプション「-s」を付けることで合計のみ表示されます。