Unity上でOculus Quest(以下、OQ)を動かす為に下記インストール
購入したオライリーのテキストは2016年に出版されており、Unity 5.4.0を使用していた。
Unityは毎年バージョンアップがあり、2017年からバージョン表記からアップデートされた年がナンバリングされている。
Unity 5.4.0をインストールしようか考えたが、Oculus社から提供されるドライバも考慮し現状の最新バージョンを選択した。
インストール後はユーザ登録やライセンスの選択が必要。
ライセンスは学習が目的であるため「Personal」を選択した。エディタが開いたらEdit > Preferences > Languagesから「日本語」を選択した。
もともとはOculus Rift S向けのPC経由でVRコンテンツを利用するソフトであるが、OQも対応している。
USBケーブルでの接続が必要であるが、容易にUnityと接続が可能になる。
本ソフトをインストールすることでOQのドライバもインストールされる。
Oculus Linkを使用するには、下記の様にある程度のPCスペックが要求される。
・USB3.0ポートがあること
・Nvidia製グラフィックボード GTX1060以上(※)
※私のPCはGTX 1050 Tiを搭載しているが動作確認することができた。
インストール後は提供元不明の実行制限を外しておく事。
Unityでは既にVRエンジンを搭載しており、Oculus社HMDも対応している。
手始めにUnity Asset Storeにある「Standard Assets」に含まれるCharacterFirstPersonをVR化してみた。
「Standard Assets」のアセットをインポートし、SampleScenes/Scenes/CharacterFirstPerson.sceneを開く。
シーンを開いたら、ファイル > ビルド設定でプラットフォームが「PC, Mac & Linux Standalone」、ターゲットプラットフォームが「Windows」となっていることを確認。
プレイヤー設定を選択し、Project SettingsからPlayer > XR 設定 > Deprecated Settingsで「VRサポート」にチェック。
更にOculus配下のチェックボックスも選択する。
設定が完了したらPCとOQを接続し待機状態にしておく。
その状態にてUnity画面中央の[Play]ボタンを選択すると、実際にOQ上で動作をさせることができる。
なお、OQの左コントローラに移動、ジャンプボタンも割り当てられており、実際にアクションさせる事も可能である。
サンプルコードにVRの設定をしただけでコードの修正は一切行っていない。
私も動作しないであろうと予想していたのだが、これだけで動いてしまうのは大変驚いた。
テキストを読み進めながら、作りたいアプリに着手していきたい。