エクステリアとは、元は、外部、外面、外観という意味の英語です。外壁や庭、外構、屋外工作物などを含めた建物の外観外側全体を示す言葉として、住宅や建物の「インテリア」に対応する言葉として使われます。
昔は門扉や境界の塀など外構を示す言葉でした。現代では、住宅の門、扉、塀、物置、カーポート、フェンスなど外周りの設備のほか、公共の外部空間で使われる資材製品なども含めた総称の意味をもつようになってきました。
日本のエクステリア
外的進入防止目的で、昔から家の周りを囲うことがなされてきました。やがて時代が進み、家屋敷を門や塀で囲うことが、ある種の権威として人々の憧れとなりました。まだ専門メーカーや業者は存在しておらず、木工所や鉄工所が、その家のために、その家の門や扉を一個作りする時代が続きました。
時は流れ、高度経済成長により、自分の家を持つことが現実的な時代を迎えました。住宅建築の隆盛とともに、住宅の門扉やフェンスなどへの需要も高まりました。そこで、外溝の構成材を規格化製品化し販売するメーカーが現れ、今につながる「エクステリア」が始まりました。
最近では、西洋風のエクステリアデザインも多くなり、囲わない庭も増えてきました。また、道路との境を囲わず、低い樹木を配するなどしたオープン開放的な外構も増えています。
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