一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

こんにちは、林です。

個人事業主にとって、年度末は確定申告をする大切な時期です。
今年は新型コロナウイルス感染症対策として緊急事態宣言が実施されたことから、申告所得税の期限が4月15日まで延長されています。

私は、例年であれば2月中に終わらせる確定申告ですが、延長された影響でつい先日確定申告を終え、所得税を支払い終えたところです。
今年の確定申告からは、妻が扶養に入ったことや出産等のイベントも重なり、医療費控除の申請が必要になったため、その体験について書かせていただきます。

医療費控除は、年間で実質的に支払った医療費の金額が10万円を超えた金額に対して控除される税金となります。
「実質的に支払った医療費」というのは、例えば入院等をして15万円の費用を支払ったとして、
民間の保険会社から医療保険として10万円支払ってもらっていたとすると、

15万円 – 10万円 = 5万円

これが実質的に支払った医療費の額になります。

しかし、この医療費の支払いを2019年に7.5万円、2020年に7.5万円ずつ支払っていた場合は、上記の計算をどのようにしたらよいでしょう?
このように、年をまたいで支払った医療費に対して、助成金や保険金で補填された金額については、それぞれの年で均等に分割して申告する必要があります。

上記のようなケースの場合、2019年と2020年でそれぞれ半分ずつ支払っているので、
2019年と2020年のそれぞれに5万円ずつ、補填金を申告する必要があるということです。

私の場合、医療費控除の申請をしたのは今年が初めてだったので、とても貴重な体験になりました。
控除される支出、経費として申請できる支出など、個人事業主にとって大切なお金の話でした。
税金のことも正しく理解して、個人事業主としての活動を頑張っていきましょう。

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林 和幸

大学院卒業後、ベンチャー企業で4年WEB開発を行った後フリーランスとして独立。 1児のパパです。

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