スペイン風邪とは、第一次世界大戦直後の1918年~1920年に流行したA型インフルエンザの感染症でおよそ3年間続き、全世界で4000万人の死亡者をだしたと言われています。
発症の原因はアメリカ軍の兵舎で、ひとりが感染しヨーロッパ戦線で広まり大流行した。
戦争真っただ中で、このことは軍事機密になっていたようです。
しかし、スペインは中立国だったので、この感染症がニュースになりスペイン風邪という名称になりました。
そして、スペイン風邪の100年後に新型コロナウィルスということで、重なる部分があると感じています。
このようなパンデミックは戦争の死者よりも多く、恐ろしいものです。
今では、インフルエンザはワクチンもあり対処法が確立されていますが、新しい感染症はいつの時代も社会に混乱をもたらすものです。
特に、変異株といわれるものは感染力が高かったり、重症化しやすくなるという性質もあります。
スペイン風邪のように落ち着くまで、3年程度見ておいたほうが、良いかもしれません。
スペイン風邪は、日本では相撲風邪と呼ばれ、1918年に日本の力士が台湾に巡業に行った際に感染し、日本で広まったといわれており、名前の由来です。
この時から、日本でマスクをつける習慣が定着したようです。
飛沫感染に対してはマスク、接触感染にたいしては抗菌施行があたりまえの時代になるかもしれません。
コロナウイルスで、なくなる仕事もあれば、そこで生まれる需要もあります。
これからの時代、環境の変化に対するニーズをキャッチし、供給できる力が求められると感じています。