前回の続きとして、今回はLED点灯するために必要な計算をしていきます。
下記は、LEDを光らせる最低限の回路図です。
図を見ただけで、ちょっともう見るのを辞めようと思ってしまう人もいるかもしれませんが、
今回、ざっくりとした計算を行いますので、まずはこんなものなんだと思っていただければと思っていただければと思います。
左から、+と書かれた図が電源、時計回りに抵抗(R)、LEDが接続され電源の-に接続されています。
電源の5Vは、携帯の充電でよく使用するUSBケーブルから電圧を取得します。
LEDは光る色や機能により、性能は変わってきますが、いわゆるよく見られる赤色LEDであれば大体同じ計算式を当てはめる事ができます。
残りは抵抗ですが、どれだけ電気の流れを妨げるかで選定すればよく、0Ω~から好きな抵抗値を選べます。
電源とLEDが決まっているため、残りは抵抗値さえ決まってしまえば、LEDを光らせることができます。
厳密には使用するLEDによって流せる電流値などが決まっており、各社が提供しているデータシートと呼ばれる説明書を参照する必要があります。
ただし、ここではざっくりとLEDの必要な値として、下記とします。
・順方向電圧:2V
・順方向電流(MAX):30mA
順方向電圧とは電圧を流すと、これだけ電圧を使いますよという値。
順方向電流とは流してよい電流値でこれ以上流れると壊れます。ただ光らせたいのであれば半分の値(15mA)で問題ありません。
電源が5VでLEDで2V消費します。従って抵抗には3Vの電圧がかかります。
後は15mAの電流を流せばよいため、計算式はオームの法則より下記になります。
V/I = R
3V / 15mA = 200Ω
従って上記より、200Ωの抵抗を接続することでLEDを光らせることができます。
次回は実際に上記の計算を元にLEDを光らせてみたいと思います。