一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • WordPress(ワードプレス)を利用して見えてきたものと致命的な弱点

当事務所では2013年ころからWordPressを利用してサイトを制作してきました。

私自身、無料で使えるCMSであるという一点のみで利用してきてその間、お客さんによる無断のバージョンアップによるサイトの破損がありました。
サイト制作後、保守サービスに入るのを渋る人も少なくないです。しかし、『今すぐ更新してください。』ボタンを押したり、PHPのバージョンアップを自分でやろうとした、バージョンアップ時に、ブラウザバックボタンを押してしまったなどなど、きっかけは様々。そのあと、自分で調べていろいろいじって復旧が不可能になることも間々あり。
それってどうなんでしょうか?高いお金と時間を払ってつくっても、我々ウェブ制作者は公開後の責任もしっかりと持つということをできないというサイト制作をしていていいのだろか?と考えるようになりました。

WordPressを利用して見えてきたもの

一つ目、導入は簡単。サイト運用は困難。大体の人はサイトの作り方や、WordPressのバージョンアップの大切さやり方事を知らない。

WordPressの魅力として、無料で簡単に導入できるのが魅力である。デザインもありもののテーマをそのまま使えば特に知識なしでもサイトを何とか作ることはできる。お客さんでも「タダで使える」というだけで利用しはずめるが、バージョンアップの方法を教えてくれる人もいないし、その環境を作るのも困難。バージョンアップについての知識もない。Wordpressを扱うにはそれなりに勉強が必要ということ。

 

二つ目、WordPressは発展途上、特にメジャーアップデートやPHPのバージョンが変わるごとに制作側は改修を迫られる。

WordPress、Ver.3、Ver.4、Ver.5とシステムのコアな部分も含む大きなバージョンが起こったときや、利用するPHPのバージョンが上がったとき問題になるのは、いままでカスタマイズで入力したPHPが非推奨になり使えなくなる可能性があるということ。経費節減のため保守には入らないお客さんの場合、バージョンアップを自分でしてサイトが壊れたと相談してくることがあります。その原因を調べ対応をしていく過程は、かなり骨が折れる。

 

三つ目、バージョンアップが多すぎてタイミングがつかみにくい。そして保守コストが高い。

昨年調べたバージョンアップの回数。WordPress本体、プラグイン合わせ80回以上(当事務所運営超ご当地グルメ2020年実績)頻繁にバージョンアップが行われている。
どのタイミングで行えばよいか、一般のお客さんでは判断できないでしょう。また、業者に頼む場合、月額数万から5万円程度の費用を保守費として支払うところが少なくないようです。会社によって初期費用数万円とかもある。

 

四つ目、バージョンアップをするには準備が大変。

いバージョンアップをするために必要なことは、まずは、同じ環境で同じサイトを作り、テスト環境を構築とします。同じ環境とは、同じサーバー、同じ種類のデーターベース、同じプラグイン、同じデザインテーマ、同じページの内容を担保したサイトを作ります。これは、公開しているサイトをコピーして、全く同じものを作ればよいです。
そして、そのテスト環境でバージョンアップを行い、サイトが崩れないか確認してから、公開している本番のサイトでバージョンアップしていく手順になります。

失敗すれば、テスト環境を古いバージョンに戻し、何がNGだったのかを検証し問題を把握。改善できるものは改善しバージョンアップを再度行います。
成功後も本番サイトを更新する場合は、テストサイトも同期をとって同じ状態にすることが必要です。これをしないとサイトの内容が異なってしまい安全なバージョンアップはできない。
このような作業は専門家の領域になるのでハードルは高いです。

 

五つ目、プラグインとWordPress本体の制作者が異なる、プラグイン開発も開発者の能力で様々なリスクがある。

バージョンアップを難しくしているのは、WordPress本体とプラグイン作成者が異なること。このプラグイン製作は、Wordpressユーザーさん、ボランティアや商売にしている人もいて千差万別。本体のWordpressのバージョンが上がると、それに合わせてそれぞれがプラグインの更新をおこないます。何かしらの原因でプラグインのバージョンアップが止まってしまうと使えなくなる可能性が高いです。

 

WordPressの致命的な弱点

特にバージョンアップの難しさと、メジャーアップデート時のPHPの改修の負担が大きいこと。これがWordPressの致命的な弱点だと個人的に思っています。この二つの問題がなくなれば使いやすいものになると思いますが・・・。

いわゆる「かけだしウェブデザイナー」や軽い気持ちでウェブ業界に入ってくる「副業系ウェブデザイナー」が破格の金額で仕事をしてトラブルになるのは、このあたりも一因になるようで、変わり続けるCMS「WordPress」への対応には限界があるのではないか。と感じることがある。

以上のことから、WordPressによるサイト制作は、どうしてもWordPressで作らなくてはいけないとき以外は、やめていく方向で進んでいこうと考えています。

 

ZOMEKIを利用するという選択肢

当事務所では、自治体サイトでも採用実績のあるCMS ZOMEKIを採用し、
サーバーレンタルを含むCMSの保守サービスを行っています。当事務所で行うサイト制作には導入をするという形で行っています。メリットについては、Wordpressでデメリットになっている部分ここをすべてカバーできる内容になっています。

また、公開後もサポートを続けていける環境になっていますので、安心してサイトの運用をしていただけます。
開発元の会社さんにも協力を得ているため、利用料金もリーズナブルに抑えることができます。

 

■スタートアッププラン(起業・開業の方向け)
ウェブサイト制作110,000円(税込)~
・1ページもののサイト(ランディングページ)
・お知らせ記事(自由に更新可)
・お問い合わせフォーム(自分で作ればいくつでも制作可)
・月額利用料1,100円(税込)
・CMS:ZOMEKI
・バージョンアップ・不具合対応・お問い合わせ・定期勉強会参加
・その他セキュリティー対策

■スタンダードプラン
コーポレートサイト
・サイト制作:ご相談
・月額利用料5,500円(税込)~
※小規模サイト(100ページ以内を目安)

ぜひご覧ください。

脱WordPressをする理由
https://mscreate.jp/service/post-wordprss.html

ZOMEKI、WordPressの比較
https://mscreate.jp/service/comparisony.html

例えばこんな使い方ができます。
https://mscreate.jp/service/zomeki.html

 

 

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