僕は新卒からこれまで、主にインフラの技術者(特にネットワーク)として様々なシステムの構築・保守を経験してきました。
しかし、取り扱う案件概要はこの経験に則しているものの、現在はプロジェクトマネージャーとして委託元に常駐しており、下流工程をじっくりやる、という機会は無くなってしまいました。
自分自身の技術的スキルの再確認の意味も込めて、ネットワーク技術の基礎について記述したいと思います。
◆ネットワークとは
そもそもネットワークとは何なのかというと、「異なる端末同士で通信(データのやりとり)を行う」技術体系のことです。
ネットワーク技術の走りは「ある端末から別の端末を操作したい」という要求から始まっており、端末同士を物理線で接続してこれを叶えていました。
この技術体系が発達するにつれ、初めはごく限定的な範囲でしか敷設されていなかった物理線は世界中に敷設され、要求はメールやWeb等のデータ通信に応用・細分化されていきました。
こうした経緯で、昨今は離れた遠隔地同士に位置する端末同士が、高速で通信できるようになっているというわけです。