一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

8年のニューヨーク滞在を経て、私は現在、福井で「いろはダンスセンター」というダンススタジオを主宰しています。

最初、ビジネスを始める上で、たくさんの人にきていただきたいという気持ちがあり、

「どなたでもきてね!」

という広告を打っていましたが、なかなか集客につながらず、試行錯誤でしたが

最近は

「ダンスのいろはを学べる入門に特化したスタジオ」

「キッズ」

「40−50代」

という3つにほぼ絞り、広告や宣伝を行っています。

 

ターゲットを絞ることで

対象のお客様からの反応も高く、手応えを感じ始めたのがここ2年ほどです。

コロナ渦の今、もちろん辞めていく会員さんもおりますが

体験や見学のお問い合わせは

この3つのキーワードでコンスタントに問い合わせがあります。

 

人は明確化をすることでメッセージを受け取りやすくなります。

 

誰にとっても当てはまるような言葉でアバウトな広告よりも、

的を絞って広告を打つ方が、はるかに宣伝効果は高かったのです。

 

また、人はわかりきったことに関しては魅力を持たない性質を持っているようです。

 

「この薬を飲むと痩せるかもしれない」

「宝くじを30枚買った。高額当選するかもしれない」

 

など、想像が働く方が、購買意欲が増えるそうです。

 

逆に

「歯がちょっと痛い。歯医者に行かないと・・・」

 

など、わかりきったことにお金を出すことの方が

後回しになってしまうという実験データがあります。

 

いろはダンスセンターに通うと

 

「新しい出会いがあるかもしれない」

「うちの子はここで新しい才能が開くかもしれない」

「ダンスで健康維持ができる、そして痩せるかもしれない」

 

など、ターゲットを絞って広告から「可能性」を妄想してもらうことが

興味をひいて入会につながるパターンが多くなりました。

 

これは私のスタジオで実践していることですが

約5年間スタジオ経営の経験を経て実感していることです。

 

断定はせず、可能性を妄想してもらう。

いかがですか?

 

なるほど!と思ったらぜひ取り入れてみてください。

 

 

 

 

The following two tabs change content below.

岡本 理恵

最新記事 by 岡本 理恵 (全て見る)

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア