ホームページ制作の仕事をしていると常にあるのが、「ホームページは作ればもうかる」という勘違いである。
ホームページを作ればもうかるのはもう20年くらい前の話。少なくとも、26年前に日本でインターネットが解禁された当時なら間違いなく儲かったのではないだろうか。
そして、ホームページを作っても売れないのは制作業者のせい。これも100%正確ではない思い込みといえます。
今まで12年間で様々なお客さんにお会いした。
その中で、4分の1か、5分の1くらいのお客さんの中に「自分で作ることはできないから全部お願い」と丸投げをしてくる人がいる。
「素材の用意をするのも大変だから、チラシやパンフレットを見て!」とか、「素材をメール添付するのが面倒だからとりに来て!」とか。そういう人は、要求が高くてとにかく安い。
そして二言目には、「とにかく売れるサイトにしたい」という言葉。
そういう言葉を聞くにつけ、あの手この手で説得を試みるもののたいがいは制約しないか、途中で破たんしてきました。
今回は、ホームページ制作に必要考え方について検討してみたいと思います。
「10万では予算が足りません」と言っても「売れればお金を出してもいいけど、わからないじゃない。それは費用対効果だよ。見える形にして」という話がある。データで予測を色々出す事は可能だけれども、世界に16億ものサイトがある中で、作れば売れるという状況はもはやあり得ません。費用対効果を図る上で、あなた、あるいは社員の方がサイトを運用する事を除外してはいけません。
ホームページの活用をどこまで視野に入れて行動できるのか、今ホームページで利益を上げるためにはサイトを使う事も主要な業務であるという事を務めておこうなう必要があります。「費用対効果を強調する場合、自分たちの更新するという意識はない」という意図が見え隠れする方が少なくありません。売れなければ業者のせいこれは違います。制作後放置するだけでは一定の効果はあってもじり貧です。
業者はウェブ制作のプロであっても、あなたの事業のプロではありません。ヒアリングや、画像素材制作、テキストの制作その他、関わらなければならない事項はたくさんあります。そういった事にかかわらず丸投げにした場合、あなたの思い通りのサイトが出来上がらなくても当然なのです。あくまで、ウェブ業者視点でのサイトになってしまいます。むしろ、業者に対してあれこれ注文し、真摯に交渉し切磋琢磨して良いものを作るチームになることが重要です。もちろん費用についても一定の額は必要になります。
更に検討する内容としては、ホームページが広報費なのかどうか。この場合、費用は固定という形になってしまいます。しかし投資先となれば、予算を使い定期的に更新し活用する形になります。お客さんを呼ぶマーケティングツールになります。こうする事で広報費の会社案内パンフレットから、インターネット事務所あるいは、営業マンになり、お客さんを呼び込むツールに変化していきます。
なお、投資をすると言ってもお金を投資するだけではありません。お金はかけないけれど、公開した後に更新する時間を確保し定期的に更新するという事も投資になります。下部の画像は、当事務所の運営サイト「超ご当地グルメ」のアクセス解析画像です。
2017年8月頃まではアクセス数を全く気にせず、ただ適当に1ヶ月数記事くらいの短い内容をアップしてきました。大体月間500から700ページビュー程度。しかし、ある理由からSEO対策を追求していこうという意識に立ち、2019年9月現在1万5千ページビューを突破しました。月間100万ページビューなど威勢のいい話はできないですが、最低でも2年程度で15000は達成できることが証明できたと思います。
このサイトにかかっている費用は、サーバー・ドメイン代、デザインテーマ代、記事制作費用合わせて10万円弱です。5年間でこれくらいの金額でもこれくらいのアクセスが達成できる。
この業者は、制作時に7桁の金額を使い、投資を行いサイトを制作し、毎月20から30以上の様々な記事更新。定期的に公サイト活用をしています。アクセス数は月間15000から20000ページビューを達成。サイトからの見込み客になるお問い合わせは、少なくとも10件(それ以外の問い合わせ)あります。日頃の営業活動とサイトの問い合わせを常に業績は右肩上がり。このような事も実現は可能です。
もちろん業者に任せれば、もっとはやくに成果を出せる場合がありますが、年間40万から100万以上さらにもっとかかる場合も少なくないようです。そんな「お金はない」というのであれば、自分でコツコツと始める必要があります。超ご当地グルメについても、1日30分から1時間程度の記事の更新でここまできました。更新頻度は必ずしも毎日ではありません。
重要なことは現在のSEO対策で重要とされる「権威性・専門性・信頼性」がサイト内に蓄積されるように、サイトにキーワードを入れ記事を書く事。そしてサイト制作・記事制作においてもあなたの事業の本質・思想・目的などをいれて、サイト単体で営業できるコンテンツをしっかり作っていく事が重要です。
忙しくても丸投げはしないこと。貴方の事業を120%サイトに反映させること。サイトを見ればあなたの会社・事業・メンバー・考え方・商品などが分かるようにすることここが基本になります。さらに言えば、インターネット検索は、インターネットユーザーの「悩み 要求 欲求」の解決のために検索します。あなたのサービスや商品がインターネット利用者の問題解決となるようなコンテンツを作っていく事が重要です。そのために、業者の方と相談しより良いサイトを作っていってほしいです。さらに、定期的に更新し新しい情報を伝えていくここが売上の上がるサイトになるかどうかの分かれ道になると思います。
当事務所ではyoutubeチャンネルを制作しています。
ホームページ制作を中心に動画更新しています。少しお休みをしていたのですが、今後さらに動画更新も進めていきますのでこちらも良かったらお願いします。