「システムスワップ」について | 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

「システムスワップ」について

〇「システムスワップ」とは
システム全体の未使用のメモリリソースを有効に活用するために、メモリを再利用するプロセス。

システムスワップを使用すると、システムは仮想マシン以外のメモリの利用者からメモリを再要求できる。

システムスワップを有効にすると、別のプロセスによるメモリの再利用と、メモリを必要としている
仮想マシンにメモリを割り当てのバランスを調整できる。

システムスワップに必要なハードディスク容量は 1GB

メモリからデータを取り出し、バックグラウンドストレージに書き込むことで、メモリを再利用できる。

バックグラウンドストレージからデータへアクセスする速度は、メモリからデータへアクセスするより遅いため、
スワップしたデータの格納場所を慎重に選ぶ必要がある。

ESXi では、システムスワップの格納先が自動的に決定される。
→　[優先スワップファイルの場所]

格納場所の決定に、特定のオプションセットを指定することができる。
この場合、システムは、有効なオプションの中から最適なものを選択。
利用可能なオプションがない場合、システムスワップは有効にならない。

次のオプションを使用可能

・データストア：
指定したデータストアを使用できるようにする。
vSAN データストアまたは VMware vSphereR Virtual VolumesTM データストアを
システムスワップファイル用に指定することはできない。

・ホストスワップキャッシュ：
ホストスワップキャッシュの一部を使用できるようにする。

・優先スワップファイルの場所：
ホストに構成されている優先スワップファイルの場所を使用できるようにする。

・システムスワップの構成
システムスワップの場所を決定するオプションをカスタマイズできる。