こんにちは、システムエンジニアの篠原です。
システムエンジニアという職種上、取り巻くIT事情が日進月歩なので、どのようなプログラミング言語であれツールであれ、ある程度独力で道を切り開いていくことが求められます。
その上で重要なのは、やはり基本です。
新しい知見を取り入れ、成熟させるにしても、まずはその素地が必要です。
何かの動作をシステムとして組み上げようと思ったとき、まずは「こんな手続きを踏めば実現できる」という論理的な仮説を立てることになります。
これが皆目見当がつかないようであれば、まずは既存で同じことをしようとしている例はないかを調査し確認する必要があります。
何らかのツールやライブラリの使い方がわからなければ、まずは公式のドキュメントをしっかり読んで理解することです。英語だと抵抗感はあるかもしれませんが、そこには必ず基本が網羅されています。
その上で、Web上に多数ある文献を眺めてみると、基本を活用した新たな手法を発見できたりします。
これを更に深掘り調査をして、徐々に理解が深まっていきます。
こうしてプログラムの良し悪しが見えてくるようになり、「今自分ならこうする」といった判断が下せるようになっていきます。
私もそのような基礎からのボトムアップの繰り返しを経て、今の技術と職に至っています。
わからないことをわからないままにしない。
わからないことがわからなければ、目的に立ち返って、その基礎から理解を深める。
そのために勉強したり、常にアンテナを貼っておくことは欠かせません。
自分で業務をこなすよりも、他の方に教える機会が増えてきている最近の私ですが、
そうした学習者の方々も、基礎をしっかり固め、独力で解決を図るサイクルを、ぜひご自身の中に取り込んでほしいと思っています。