一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 独学の備忘録・「知的戦闘力を高める独学の技法」

本記事について

本記事は、私が読んだ本を紹介しつつ、備忘録として概要を残す記事です。

本記事が新たな本とのきっかけになれば幸いです。

 

「知的戦闘力を高める独学の技法」のご紹介

本書は主に以下の三つについて述べています。

  1. なぜ独学が必要なのか
  2. 著者の考えた良い独学の方法
  3. 著者のオススメの教養書(11ジャンル、各9冊ずつ)

この他に著者が独学で得た示唆・洞察が、各節に織り交ぜて述べられています。

 

備忘録

本節では本書で述べられていた、良い独学の方法についてまとめています。

概要

  • 情報は短期で忘れることを前提にする。
  • 独学を以下の4ステップで構成されるシステムと捉える。
    1. 戦略・・・・・・・以降のステップの指針となるテーマを決める。
    2. インプット・・・・本や体験などを通して情報を得る。
    3. 抽象化・構造化・・示唆・洞察を抜き出し、他の課題・疑問に紐づける。
    4. ストック・・・・・インプットや示唆・洞察を記録する。
  • 独学で注意するべきこと
    • 共感・賛成できるインプット・ストックばかりにならないように用心する。
    • 難解過ぎるインプットをしようとしない。
    • ストックは後で検索できる媒体に残す。
  • ストックの作成基準
    • 情報の取得から活用までの時間が長い場合、ストックを作成する。

独学のステップ

  1. 戦略
    • テーマがメインで、ジャンルはサブ
      • テーマ・・・自分の興味・タスクで決まる、追求したい論点。
        • 日々の疑問・違和感を記録しておく。
      • ジャンル
        • 複数のジャンルのクロスオーバーを意識する。
        • 主軸のジャンルは自分の強み・興味にする。
  2. インプット
    • インプットの目的
      1. タスク解決に必要な短期的な知識を得るため
      2. 専門分野への理解を深めるため
      3. 教養を広げるため
    • 技術書と教養書の読み方
      • 技術書の読み方・・・名著を出来るだけ押さえる。
      • 教養書の読み方・・・幅広く気ままに読み、読書ノートを作る。
    • 関連するインプットをまとめると良い
      • 縦の関連・・・同じ分野についてより詳細に調べる。
      • 横の関連・・・似た内容の他分野の情報を調べる。
  3. 抽象化・構造化
    • 抽象化・・・どんな場所・時代でも成立するような本質的なことに書き換える。
    • 構造化・・・抽象化した情報を様々な命題に結びつける。
  4. ストック
    1. インプットのストック
      1. アンダーラインを引く。
        • アンダーラインを引く箇所
          1. 興味深い事実
          2. 洞察・示唆
          3. 行動の指針
      2. 重要と思う箇所に付箋を貼る。
      3. 付箋の箇所から選り抜いて転記する。
    2. 抽象化のストック・・・教養書のみ
      1. 得た知識のどこに興味を持ったか
      2. 得た知識を他分野に当てはめる場合、どんな示唆・洞察があるか

 

あとがき

本記事をお読み頂きありがとうございました。

今回ご紹介した本の中では、備忘録では省略した注意点や具体例が書かれています。

興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。

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神谷 全俊

2018年からフリーランスのシステムエンジニアになりました。 出身は沖縄県で、プロフィール画像も沖縄で撮った写真です。 個人ブログも書いており、こちらにはそこでの記事の一部を載せる予定です。

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