最近、”社会的信用”が如何に重要かひしひしと感じる出来事があった。
ここで言う社会的信用とは、身分証明書や健康保険証、納税証明書などのことである。
これらのものは通常、大部分の人が所有しているもので、逆に持っていない人は殆どいない筈のものである。特に、正社員や派遣業態など、会社と雇用関係を結んでいるところは会社側が様々な手続き、納税を先に肩代わりしてくれている為、基本的には特別、自分自身で何かが必要といったことはない。
一方で僕らのような個人事業主で働いている人は、当たり前にあるものが実は当たり前ではなく、自分自身で責任を持って納税や手続きを行う必要がある。これらの手続きは面倒なこともあるが、それ故に沢山のメリットもそこにはある。
正直僕も個人事業主になったばかりの頃は何をどのようにすれば良いのか分かっていないことも多く、申請やら何やらが遅れてしまったことがあった。内心では申し訳ないと思いつつもズルズルと遅れてしまい、あるタイミングでやっと全ての申請や処理が終わった時期があった。
実はその直後くらいのタイミングで、友人の紹介で様々なビジネス案件、投資関連の話を聞くことがあった。
話を進めていくと、そこには僕自身の色々な証明書、即ち”社会的信用”が求められることが分かった。
物事はご縁である。
どんなに良いと思った話で先に進めたいと思っても、”社会的信用”がなければこの物語を紡ぐことはできない。
あの時は確かに「面倒だなぁ」「後回しにしようかな」と思っていたとしても、やはりきちんとやるべきことはやっておいた方が良いなと、つくづく感じる今日この頃だった。