今日本では『世代間格差』が大きな問題になっています。
日本にある1400兆円の個人金融資産の実に7割は60歳以上の人が持っています。
つまり日本にあるお金を100万として人口が10人とすると
3人が70万円を
残り7人が30万円を持っているということです。
この場合
60歳以上は1人当たり平均23万円
60歳以下は平均4万円となり
60歳以上の方は現役世代の約6倍もお金持ちということになります。
何故そんなに格差があるのか?
それは生きた時代が違うからです。
以下一部抜粋
<ゆうちょ銀行の3年以上の定額貯金に100万円を10年間預けた場合>
◆1990年代初期…金利6%で1,790,847円(税引前)
◆現在…金利0.01%で1,001,000円(税引前)
年利6%では790万円増えてるのに対して現在0.01%では1000円です。
実に789.9万円の差が付いているのです。
【老後破綻を招く?親世代とのお金観の違い4つ】
https://allabout.co.jp/gm/gc/461736/
今から30年前の日本と今とでは全てが違います。
・雇用の需要はどんどん増え
・給与は毎年上がり
・消費税も0%
・年金は50歳から支給
・保険は25年で倍額受け取れ
・定期預金は8%ありました。
(9年でお金は倍になりました)
ある意味であまり頭を使わずとも豊かになれた時代です。
ですが現在は、
・外国人やAIにより働き方は大きく変わり
・手取りは15年連続下がり
・消費税は10%
・年金は65歳から支給
・保険は25年良くて元本が戻ってくる程度
・定期預金は0.3%ほどです
(お金が倍になるのに240年かかる)
と、全く違う国になってしまった訳です。
時代の変化と共に
働き方も変わり、買い物の仕方も変わり、連絡の取り方も変わりました。
ですが、お金の置き所は全く変わっていません。
相変わらず、国内の銀行や保険会社、証券会社という選択肢しかない人が多いのです。
お金だけはグローバル化が進んでいないのです。
https://allabout.co.jp/gm/gc/427937/