仮想マシンには Flash Read Cache を設定できます。
Flash Read Cache とは、ホスト常駐型のフラッシュ デバイスをキャッシュとして使用して
仮想マシン パフォーマンスを高速化できること。
Flash Read Cache を有効にするとブロック サイズとキャッシュ サイズを指定して予約ができます。
[ブロック サイズ] とは、キャッシュに格納される連続したバイトの最小数です。
ブロック サイズは公称のディスクのブロック サイズ 512 バイトよりも大きく、
4 KB と 1024 KB の間に設定できます。
ゲスト OS が単一の 512 バイトのディスク ブロックに書き込む場合、
周囲のキャッシュ ブロック サイズのバイトがキャッシュされます。
キャッシュ ブロック サイズとディスク ブロック サイズを混同しないこと。
[予約] とは、キャッシュ ブロックの予約サイズです。256 キャッシュ ブロックの最小数があります。
キャッシュ ブロック サイズが 1 MB の場合、最小キャッシュ サイズは 256 MB になります。
キャッシュ ブロック サイズが 4 KB の場合、最小キャッシュ サイズは 1 MB になります。
Flash Read Cache は、仮想マシンがパワーオンになったときにのみ作成され、
仮想マシンがサスペンド状態またはパワーオフ状態になると破棄されます。
仮想マシンを移行するときに、キャッシュを移行できます。
デフォルトでは、ソースおよびターゲット ホストの仮想フラッシュ モジュールに互換性があればキャッシュは移行されます。
キャッシュを移行しない場合、キャッシュはターゲット ホストで再作成されます。
仮想マシンがパワーオンされている間はキャッシュのサイズを変更できます。
このインスタンスでは、既存のキャッシュが破棄され、新しいライトスルー キャッシュが作成され、
キャッシュのウォームアップ期間となります。
キャッシュを作成するメリットは、キャッシュのサイズがアプリケーションのアクティブ データと良く一致することです。
Flash Read Cache は、ライトスルーまたは読み取りキャッシュをサポートしています。
ライト バックまたは書き込みキャッシュはサポートされていません。
キャッシュがある場合には、データの読み取りはキャッシュから実行されます。
データの書き込みは SAN または NAS などのバッキング ストレージにディスパッチされます。
バッキング ストレージから読み取り、またはバッキング ストレージに書き込みされるすべてのデータは、
無条件にキャッシュに格納されます。
Flash Read Cache は物理互換の RDM をサポートしていません。
仮想互換の RDM は Flash Read Cache でサポートされています。