今回からは、ネットワークという技術体系を理解する上で、必要な知識ついて述べたいと思います。
◆通信をする上で必要な要素について
ネットワークを構成する(異なる機器同士が通信を行う)上では、様々な決まり事が必要です。
コンピューター同士での通信というのは、実態は電気信号でやりとりしているわけですが、それを通信が発信する側、受信する側でことなる解釈をすると、
通信というのは成り立ちません。
これは、人間同士での会話する際は同一の言語を使用する重要性によく例えられます。
話し手が日本語で話しているのに、聞き手が日本語を理解できなくては、会話は成り立ちません。
通信を行う上での決まり事というのは、例えば次のようなものです。
・データのフォーマット
・データの表現方法
・通信相手の識別方法
・正常時の動作、エラー時の動作
以上の決まり事は、プロトコルと呼ばれ、IETFやIEEEなどの国際的な組織・団体によって規定されています。
ハードやアプリケーション開発などで通信機能を実装する際は、この規定に乗っ取って開発を行っています。
有名どころとして、web利用のプロトコル(http)、メール受発信のプロトコル(pop3、smtp)などが挙げられます。