今回は、ネットワークを構成するために必要な機器や、やりとりするデータについて記述します。
◆ネットワークを構成するための機器について
ネットワークは、主にファイアーウォール、ルータ、L3スイッチ、L2スイッチ、モデムなどを接続して成り立ちます。
自宅や会社で構成しているネットワークはこれらの機器から成り立ちますし、インターネットはそのように構成されたネットワークの集合体です。
これらの機器は、主にポート番号やIPアドレス、MACアドレスといったデータを、後述する通信プロトコルというものに従ってやりとりし、
ネットワークに接続されたコンピューター同士での通信を実現します。
◆通信プロトコルとは
webプロトコル(http)、メール受発信のプロトコル(pop3、smtp)はアプリケーションを利用するためのプロトコルであることに対し、
通信プロトコルはその名の通りデータを転送するための通信プロトコルです。
TCP、IP、イーサネット、ISDNやFDDPといったものがあり、どのプロトコルでどのデータを扱うか、主にやりとりする機器は何か、というのが規定されています。
例として、簡単に以下に示します。
(プロトコル⇒扱うデータ⇒やりとりする機器)
TCP ⇒ ポート番号 ⇒ ファイアーウォール
IP ⇒ IPアドレス ⇒ ルータ、L3SW
イーサネット ⇒ MACアドレス ⇒ L3SW、L2SW
ISDN・FFDP ⇒ なし※ ⇒モデム ※ISDN・FFDP や電話線や光ファイバーの電気信号をデータ化する装置のため、扱うデータは無いです。