今回は睡眠こそ最強の解決策であるのレビューをします。
購読までの経緯
最近勉強を詰め込みすぎて、睡眠時間削ったらパフォーマンスが可笑しくなってしまって睡眠について学びなおしました。
本の取り扱う範囲が広すぎてまとめきれませんが、適当に印象的だった部分まとめてみます。
眠りとはなにか
はっきり言うと現代科学をもってしても睡眠というものがいったいなんなのか解明できないようです。もちろん分かって来ていることもあるのですが、進化の過程で睡眠は捨てることができなかったため、とにかく生物は寝なければいけないようです。
外敵に襲われる無防備な状態にも関わらず睡眠はずっと必要でした。
概日リズムとカフェイン
生物には1日の中で目覚めと眠くなるまでのリズムがあります。いわゆる体内時計ですね。
朝日によって1日の始まりを感じるように調整され、そこから夜につれ眠りにつくようにホルモンバランスが調整されていきます。カフェインは眠気を覚ます効果的な手段ですが、退社するのに6時間以上、場合によってはその日に代謝しきらず、体内に蓄積されていきます。蓄積されたカフェインによって睡眠障害になる場合もあり、カフェインへの頼りすぎは体に害をもたらします。
余談ですが、最近カフェイン断ちをしました。
カフェインが体内に蓄積と聞いてギクリとしましたが、カフェイン断ちの最中にカフェイン中毒特有の長時間カフェイン接種をしていないときに起こる頭痛などを経験しました。
そこまで飲んでいる気がしなかったのですが…
朝と昼飯後の2,3杯程度で結構キツかったので連日飲むというだけで相当体に負担がかかるのでしょう、今後は土日に嗜む程度にしていきたいなと思います。
寝てる人ほどパフォーマンスが良い
寝てる人ほど、学校の成績が良かったり、寝た場合にクリエイティブなひらめきが生まれやすかったりする研究が多数あるようです。私は学生時代かなり寝てたほうですので、全然寝ないで成績優秀だった同僚を思い出してなんか悔しくなりました。
単純な学習的な記憶力以外にも運動能力にも影響しているようで、どの分野でも睡眠が必要なようです。
睡眠状態が精神に与える影響
睡眠が少ないと怒りやすくなったり情緒が不安定になったりするようです。ちゃんと寝ない人は人間関係がうまくいかないようですね。ブラック企業とか睡眠不足が常習してしまうような職種は結構人間関係が怖そうですよね。夜勤の多い、看護師なんかは人間関係が厳しいだなんてよく聞きますが、ここら辺も影響してそうですよね。
総評
睡眠のノウハウがないのは残念でしたが、睡眠の重要性と、いまだ科学で解明しきれない睡眠の未知の領域が非常に濃密に書かれていました。
まぁ、要するに生物は寝ないとダメなんです!
寝ましょう…私は最近8時間寝たいのに6時間とかで目が覚めるのが辛いです…
ビックリしたのは睡眠不足に陥っているひとは自分が睡眠不足だという自覚なしに生活を続けるという点でした。体調不良などが寝不足だという可能性を捨象してしまうのでしょうか?
私の母なんかが自称ショートスリーパーで、睡眠不足だということをけして認めずに長年睡眠時間を削る生活をしているので心配ですね。
そういうひとって多い気がします。
ショートスリーパーってなろうと思ってなれるものじゃなく、必要な睡眠時間は生まれつき決まっているようなので、睡眠時間はあらかじめ確保したうえで日々の生活を組み立てましょう。
睡眠の質を高めたりして6時間睡眠とかでどうにかできないかと思ってましたが、本書によるとちゃんと時間取って寝ないといけないようですので、私も平日にやること詰め込みすぎず睡眠第一優先で生活していきます。
執筆いただいた、マシュー・ウォーカーさんありがとうございました。