プロと社員選手の考え方には異なる部分があると前回までにお話しました。
では、我々チームのトレーナーがそれぞれの選手と接する場合に違いがあるのか?
それぞれの立場、考え方はあるとはいえ、チームを構成する大切な選手であることに変わりはありません。
ただし、プロ選手も、社員選手も与えられた時間は無限ではありません。
特に社員選手は勤務の頻度や勤務時間は会社の考えが優先です。
我々はそれに合わせて、スケジュールやトレーニング(リハビリ)内容を考慮する必要はあります。
プロ選手の場合はチーム練習以外に個人で別の事業や、セカンドキャリアに向けて自己啓発、資格取得などを併行して行っている選手もいるため、それを考慮する場合はありますが、比較的時間に融通はききます。
社員選手は会社優先、プロ選手は個人優先でトレーニング計画を組めるということで、我々の接し方も若干変わりますね。
ただし、提供するサービストレーニング処方やリハビリ処方、トリートメントなどに差異はありません。
疲労のコントロールなどは社員選手の方がより気を使わなければならない可能性があります。