以前から気になっていましたが、私が就職した時(30年前)の初任給と現在求人欄の初任給を比べると大差がないという事です。物価の変動を加味した場合30年前よりも低いとも言えます。
これは、製造業においては、誰が作っても同一の品質を保証する日本製ですが、これを実現するには職人技は必要とせず、機械化や作業員の代替により誰もが製造できる方法が採られています。となると会社が個人の給与を上げたい動機もなくなり、よくも悪くも、平等主義が蔓延する。
日本の会社では、
①終身雇用
②雇用保証による給料の抑制
③商品の低コスト化
④商品の低価格
と言えます。
日本は「転職しない」「辞めない」「クビにならない」という、基本的に雇用の流動性が低い国で、転職しても管理職になれるケースが少ないことも、雇用の流動性を下げる一因になっている。そうなると給料はおのずと安くなりがちというカラクリみたいです。