十月に入り、いつもと違うオファーが来た。
「工藤さん、10月18日から30日まで助監督やってくれませんか?新潟でロケがあるんですが。」
僕は動物愛護活動家で、監督の北田さんとはその繋がりの関係。
実際に彼の三作目のドキュメンタリー映画「アジア犬肉紀行」の上映会を手伝い、四作目「動物愛護法」にはインタビュアーとして出演もしていた。
今回は久々に劇映画を撮ると聞いていた。
仕事の予定表を見るとちょうど18~30はしっかり空いている。
しかしうちの猫をそんなに長い間一人ぼっちでお留守番は可哀そうだし、お出かけの経験がなくストレスから来るパニックも想像がつかない。
第一この先仕事が入る可能性もある。
悩んだ挙句、仕事はともかくうちの猫が車の移動に耐えられるかどうか一時間ほど周辺を走って試した。
はじめの30分はだいぶパニックだったが、そのうち落ち着いてきたので一応の合格点を与え行くことにした。
そんな訳で、10月の後半2週間は新潟に行ってロケをやってきます。