PMBOKで教えられる「プロジェクトマネジメント」とは何か。
当時の私のノートには以下のことが書いてあったので、いくつか紹介する。
・要求事項と特定 (スコープ、要求事項の収集)
→まずは何をお客様は求めてて、何を実現したいか、プロジェクトとしての範囲決めをする。
・プロジェクト計画におよび実行に際して、各種ステークホルダーの関心事、期待を取り込む(ステークホルダー・エンゲージメント・マネジメント)
→お客様はどんなことに興味があって何を期待しているかを察知して取り組む。
・ステークホルダー間でアクティブで効果的で協力的なコミュニケーションを確立する(コミュニケーション・マネジメント)
→対立し合う中では良い結果は生まれない。お客様、プロジェクトメンバー、協力会社、外注を含めた人々が意思疎通をして成功へのベクトルをあわせるための道標を作る。
・プロジェクト要求事項を満たし、プロジェクト成果物を生成するためにステークホルダーマネジメントを行う。
→プロジェクトには納めるべき成果物、すなわち納品物が発生する。成果を達成するということはスコープで決めたことを達成することである。
・プロジェクトの競合する制約条件のバランスをとること。
→例えば、やりたいことを詰めこんでいくとどんどんコストがかかる。予算範囲で納めるというのも制約だ。
実装に関してはインフラスペックなどの製品的な制約、実装までのスケジュール(時間)、技術者能力などあらゆる制約が存在する。これらの妥協点を見出しバランス良く配置して行く必要がある。