今回は、いまの社会で見受けられる、社会的証明の原理、というものについて書きます。
社会的証明の原理とは、社会心理学で使われる用語で、自分の判断よりも他人の判断を頼りに、その後の行動を決めてしまう心理を指します。
特定の状況下では、ある行動をする人が多いほど、人はそれが正しい行動であると判断するようです。
赤信号もみんなで渡れば怖くないようです。そこが高速でビュンビュン車が飛ばしている道路でも。。
マスクやワクチンなどは、科学的根拠や法的拘束力の有無に関係なく、みんな周りがするから正しいと考えるのですね。
大人になっても自分で判断できないのは、自分の頭で考えないようにと、右向け右、全体の和をみだすな、という美しい義務教育の賜物ですね。
頑張れば頑張るほど、エリートといわれる人ほど、自分の意志を持たない人形化してしまう社会は、早く終わってほしいと願うばかりです。