こんにちは。
ゲームのお仕事をさせて頂いております、kumakichiと申します。
今回は7回目ということで、ゲームのお仕事:3Dデザイナーのお仕事の種類について記載させて頂こうかと思います。
僕はデザイナーとしてお仕事させて頂いておりますため、他業種についてはなんとなくは理解しているつもりです。
これを機に他業種についても理解が少しでも深められればと思い、備忘録も兼ねて記載していきます。
3Dデザイナーとは、コンピューターを利用して縦、横、奥行きの3D(三次元)グラフィックスで描かれた立体感のある映像を制作するデザイナーです。
今や3Dデザイナーの需要はゲームだけではなく、建築や医療、テレビや映画といった幅広い分野で活用されています。
一目で分かりやすく印象に残りやすい3Dグラフィックスが一体どうやって作り出されているのか、そしてゲーム業界の3Dデザイナーの仕事内容や、実際に3Dデザイナーになるために必要な技術などをご紹介します。
3Dグラフィックスは私達の日常に溢れているものですが、その裏で3Dデザイナーが一体どういった作業をしているのか把握している人は少ないのではないでしょうか。
そこで、まずは3Dデザイナーがゲーム業界で行っている仕事内容についてご説明します。
3Dデザイナーとして基本的な仕事と言えるのがモデリングです。
陶芸や彫刻のように、「ポリゴン(Polygon)」という四角や平面から立体的な形を作り上げていく作業です。
2Dデッサン画を元に、キャラクター、モンスター、武器、背景などゲームで使用するオブジェクトを立体的にデザインします。
2Dに比べて3Dはデータ量が多く、ゲーム機に負荷が掛かってしまうなどの問題があります。
ゲームプレイに支障が出ないよう、必要最小限のポリゴン数でオブジェクトを作成し、いかに精工にモデリングしていくかのスキルが求められます。
また、モデリングをしたオブジェクトにテクスチャと呼ばれる絵を張り付けることで、髪の毛や肌の質感まで表現することができます。
キャラクターに命を吹き込むとも言われるモーションデザインは、モデリングと併せて非常に重要なものです。
違和感のない動きを与え、実際に生きているかのように演出できるかどうかは、このモーションデザインにかかっているため、ゲーム制作においてモーションデザインは今や必要不可欠なポジションです。
モデリングで作り上げた3Dグラフィックスを動かすためには、ボーンと呼ばれる骨組みを埋め込み、リギングという作業をすることで初めて動かすことができます。
3Dは現実と見紛う程の世界観を作り出すことも可能です。
太陽の光、町の街灯、炎、魔法といった効果も3Dデザイナーが一つ一つ作り上げていきます。
キャラクター自身になったような視界や、まるで映画のようなストーリーのカメラワークを付けることで、その世界に入り込めるリアルな演出を3Dデザイナーが作っていくのです。
一口に3Dデザイナーと言っても、実際にはキャラクターモデリング、背景モデリング、テクスチャ、リギング、ライティング、モーションなどを分担し、
複数人で協力することで1つのゲームが制作されていくことが多いため、周囲の人としっかりコミュニケーションを取りながら仕事を進めることが求められます。
3Dデザイナーの仕事の種類については以上です。
次回、どうすればお仕事につけるのか、について記載していきます。
おもしろいものを作る業界の1人としてこれからも精進していきます。
以下に転載元のURLを記載します。
https://game-creators.jp/media/career/008/