一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

私は幼少期、自己主張が強く、おしゃべりな子どもでしたが、小学校に入ると一変。ふとした時に「人の話を押しのけてまで自己主張したいことは自分にはない」とあまり話さない子どもになりました。そして、大人になってもこれが理由で話さなくなったのだと思っていました。
私の家は、決して裕福な家ではなく、父は公務員・母は専業主婦・4つ上の姉の典型的な中流家庭でした。
しかし、母は少し変わっていて、私がお年玉を使わないとみるや「使わないなら、郵便局の定期預金にしておこうか?」と貯金。
大学生の時には、勉強に身が入っていない私を見るや、銀行に誘い、何十万もの大学の学費と納付書を渡し、「自分の学費なんだから、自分で払っていらっしゃい」という始末。
当時は何で母がこんなことをしているのか、よくわからなかったです。
資産運用をすればお金が増えるということは、頭では分かっていても、体感できている人はどのくらいいるでしょうか?
私は、大学の授業料を母と一緒に払いに行ったことで、お金の重みを体感し、
幼少期の郵便局の定期預金は、年利5%だったので、10年間預金すると元の1.5倍になり、複利効果でお金が増えることを10代から体感していました。
そして、幼少期におしゃべりだった私が、小学生になり無口になったのは自己主張したいことがないと気づいたからだと思っていました。でも、それだけではなかった。
一般的に、子どものころに親から「忙しいから後にして」などと話を聞いてもらえなかった経験をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
私は子どものころに「忙しいから」などと、母から話を聞いてもらえなかったという記憶がありません。
人を押しのけて話をしなくたっていつだってちゃんと話を聞いてもらえる、その安心感から、自己主張して安心している自分がいなくなった。
心が満たされた=マインドが整っていた
だから、無口になったのです。
だから、不安を覚えることなく、不動産投資を始めることもできたし、一般的に「安定」と言われる公務員を辞め、「不安定」と言われるフリーランスになるという決断をすることができました。
とはいえ、全ての方が幼少期に親からこういった安心感を受け取っていないと思います。
そういう方も大丈夫!
子どものときにできなかった体験は大人になったいまからすればいいのです。
その方法はあります。

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