2021年もあとわずかになりました。
今年も去年に劣らず情報漏洩が起こりました。
原因は不正アクセスからヒューマンエラーと様々あります。
個人情報漏洩事件で取り上げられている2021年に発生した事案を分析し、どのような傾向があるか見ていきましょう。
※本当は白書等の情報をもとにするべきですが、ざっくりとした傾向をつかみたいので上記リソースをもとにしました。
集計に際し、操作ミスやメール誤送信といった事案はヒューマンエラーにまとめました。
その結果は以下の通りです。
種別 | 漏洩件数 | 事案件数 |
不正アクセス | 65,111,493件 | 65件 |
ヒューマンエラー | 167,758件 | 27件 |
サイバー攻撃やランサムウェア | 568,101件 | 16件 |
システム不具合 | 1,948件 | 1件 |
不明 | 13,756件 | 1件 |
不正アクセスの件数が桁外れなのは8月にあったTモバイルの約5000万件の漏洩が押し上げています。
不正アクセスやサイバー攻撃による漏洩件数や事案件数は非常に多いことがわかります。
ヒューマンエラーの件数は27件ですが、漏洩件数は16万7000件となっており件数の多さがうかがえます。
今回、個人情報漏洩事件の情報をもとに、個人情報漏洩の傾向を調べました。
その結果、内部、外部からの攻撃に対する対応が効果的であることがわかります。
今後の記事で、どのように防御を敷いていけるか書いていこうと思います。