2022年から改正される住宅ローン控除について、
ここでは変更点の概要を記載したいと思います。(適用条件などの詳細は省略)
結論だけ記載しますと、ほとんどのケースにおいて税額控除額が減少します。
【2022年~2025年まで】
①控除率を 0.7%、控除期間を 13 年等とする
②環境性能等に応じた借入限度額の上乗せ措置を講じる
③既存住宅の築年数要件(耐火住宅 25 年以内、非耐火住宅 20 年以内)について、「昭和 57 年以降に建築された住宅」(新耐震基準適合住宅)に緩和
④新築住宅の床面積要件について、当面の間、40 ㎡以上に緩和 (所得税額から控除しきれない額は、個人住民税から控除する制度についても継続)
⑤合計所得金額が2,000万円以下
【2021年まで】
①年末住宅ローン残高(上限4,000万円、長期優良住宅、低炭素住宅の場合は5,000万円)の1%分の所得税が還付(控除しきれない場合は13.65万円を限度とする住民税)
②合計所得金額が3,000万円以下
③住宅の床面積が50㎡以上で床面積の2分の1以上が居住用
④住宅ローンの借入が10年以上
⑤控除期間は10年
⑥住宅ローン控除を受ける最初の年は必ず確定申告が必要
⑦2年目以降は会社員・公務員は年末調整で還付が受けられる