以前テレビで「ホテルニューオータニ」のホテルでの気をつけている気遣いの一つとして
電話を受けるときは「コール3回以内」で受話器をとる、ということでした。
また、私が以前ニューヨークに住んでいる時に部屋を貸していた際、
連絡をしてくださった方にはできるだけすぐメールの返信をしていました。
その時に言われたのが
「本当はこちらの方が家賃が高く、行きたかった別のシェアハウスは安かったのですが
そちらの方は連絡が来るのが遅く、信用がないので、すぐ返信をくださる方に決めようと思いますので
家賃が高いですが、こちらにします」
と言われた事があります。
人は「待つ」ということにストレスを感じます。
また「返信の速さ」=「信頼性が高い」という実体験のもと、
スタジオにメールで連絡が来た時には
できるだけ早く返信をするようにしています。
実際に返信をすぐ返すと、ポンポン会話ができるので
すぐに見学や体験の予約につながったり、好印象を持たれるお陰で
私一人で経営しているスタジオに現在、生徒が約100人ほど抱えて、
色々なレッスンを行なっています。
私の経営するダンススタジオ「いろはダンスセンター」は
去年で5周年を迎えました。
その中で、必要なのが信頼づくり。
メールの返信の速さが信頼の一つになり、またスタジオに来たらスタジオの雰囲気、
生徒さん方の様子、スタジオの清潔感、インストラクターの相性、そしてレッスンの内容など
一つ一つ、信頼や安心感が増えてきてようやく入会になります。
その最初の入り口として、メールの返信の速さというのは、まだあったことの無い、
実際に喋ったことのない場所ではとても大事であるということ。
ニューヨークから何気なく当たり前に行なっている習慣が、
自然にビジネスでも生きているなと感じています。
メール返信は当たり前のようで、忙しいとなかなか後回しになりがちなお仕事内容。
ちょっとしたことがビジネスチャンスになったり、逃したりするので
しっかり、誠実に対応していきたいですね。