毎年1年に1人…
いるかいないかではあるが
「あー、うちに来なかったら、大学生になれなかったかもしれないな」と思うような高校生との出会いがある。
駆け込み寺的に
低偏差値、低成績、部活無所属、無資格…
でも「大学には行きたい」
というなかなか無茶な問い合わせが来ることがある。
あぁ来たか、と身構えつつ
なんとかかんとか彼らの中にある「使える武器」を探す。
それを活かせる入試制度を採用している大学を調べあげ、ひたすら武器を磨かせる。
奇跡的な合格の価値を正しく理解している子もいれば、あまり理解できていない子もいる。
感謝してくれと恩着せがましく言うつもりは無い。でも、私の中には満足感がある。
彼らがこれからどんな人生を歩むのはわからないが、ほんの少し、人生が良い方向に向かう手伝いができたのかもしれないな、と感じる。
一生のうち、何回かある人生の岐路。
そのうちの一回に立ち会い、新しい道に踏み出す応援をする仕事なのだ、と考えると
改めて、なんて幸せな仕事なんだろうと思える。
少々手強い子が来ても、かえって燃えてくる今日この頃。