技能実習生制度
最近技能実習生制度について議論されています。
もちろん、善良な対応をしている受け入れ先の方が多いのではないかとは思うのですが、
低賃金、残業代未払い、長時間労働、失踪
などの問題があるようです。
小規模な事業を行うものとして、事業をなんとか回さないといけない、余裕がないと言うのは理解できます。
しかし、この問題は単純に技能実習生が不憫と言うだけでなく、人材を安く人が雇えてしまうことの方が問題が大きいと思っています。
なぜならこの制度があることで低賃金で働かせなければ存続できない会社、産業を保護することになってしまうからです。
本来であれば、競争により働く人がいなくなるような業務は存続ができず淘汰されます。しかし、この制度の保護により淘汰されるべき企業が存続してしまいます。
短期的には良いかもしれませんが、これは長期的にみると大きなマイナスです。
効率化により多くの賃金が出せる会社もしくは新しい技術を導入できる会社が生まれる可能性をつぶす事になる政策は日本の国際競争力を低下させる原因となっているので廃止するべきではないかと思っています。