仕事柄ロコモ ティブシンドロームについて考える機会が多いのですが、ロコモ=高齢者のイメージが強い中で、男女比率についてはあまり明らかになっていないような気がします。
ロコチェックが一つでも該当した人の割合をみると、男性と女性ではそれぞれ、30歳大20.5%、33.4%、40歳代27.5%、36.2%、50歳代34.2%、44.1%、60歳代47.9%、51.6%、70歳以上66.4%、69.7%と、女性の頻度がどの世代でも高くなっているというアンケートがありました。
また、ロコモに結びつきやすい骨粗鬆症は女性に多いこと、下肢筋力も女性の方が弱いことを考えると、女性のほうがロコモになりやすいと言えるかもしれません。女性の方が平均寿命が長いことも影響がありそうです。
高齢者だけでなく、妊娠、出産でロコモ 予備軍になる女性も少なくないと言われています。
女性の生涯の健康を考える上で、妊娠、産後及び若いうちからロコモ 予防を含めた健康意識を高めることが重要だと日々考えています。