手に利き手があるように、足にも利き足があります。
胡坐をかいたとき上に乗っている足、歩き始めの一歩目に出る足、座って足を組んだとき上にくる足、ボールを蹴る時に蹴りやすい足、これらが利き足です。
利き足は利き手同様、細かい動きや素早い動作をする方の足。
もう一方の足は「軸足」と言い、普段、無意識に立っている時に体重を乗せている足が軸足です。
利き足を把握できていると、スポーツなどをする際に効率的に足を使えます。
一方で、足の使い方の左右差があまりにも大きいのは問題です。
身体が歪み、腰痛などにつながるデメリットがあるので注意しましょう。
例えば、右の利き足を上にして足を組んでいる時、骨盤は右側だけ後ろに倒れてしまいます。
更に、上半身でバランスを取ろうとして背骨は右側に傾きます。
この状態が長ければ長いほど骨盤や背骨の歪みは酷くなり、結果的に腰痛につながるのです。
こうした足の使い方のクセによる身体の痛みを防ぐには、まずは左右差を出来るだけ無くすこと。
足を組む、胡坐を組むといった左右差がでる習慣をなるべく止めましょう。