石原です。
第三回目は前回少し頭出ししておりました
社内のインフラ整備、保守メンテナンスについての具体的な内容を
掘り下げていければと思います。
■そもそも社内インフラって何?
ざっくり以下のようなものが該当
・社内のネットワーク(有線・無線)、インターネット回線
・ネットワーク機器、UPS等
・サーバ(オンプレ・クラウド)
・クライアントPC
・モバイル端末
・(ビジネスフォン、複合機)
・(電源配線)
※厳密にはコーポレート・管理部管轄のパターンが多いが設定部分は社内SEチームよろしくみたいなパターンが多い。電源部分は設備に絡む部分なので管轄としてはやはりコーポレート・管理部管轄であるが、電源の経路が分かれている場合には執務室は電源使えないけど、サーバールームは使えますみたいなパターンはよくあるので把握しておいた方が良い。
■それぞれのカテゴリで紐づく業務
・共通
→アカウント管理や資産管理、セキュリティ対策等、機器・システムの運用保守
・社内ネットワーク(有線・無線)
→物理・論理構成の把握、配線・回線の敷設・撤去工事調整、障害時の対応等。構成の把握は切り分けをする上で必須ですので、どこの現場に居ても必要かなと。社内SEとしては目安CCNAレベルの知識・経験があると良いかもしれません。物理的な作業としてはフロアのレイアウト変更で物理的な配線を変更したり拠点の開設・撤去等でインターネット回線の工事を調整したりします。
規模感によりますが、中規模程度の場合は執務室内の配線は自前でやるパターンもありますがある程度の規模感になってくると、物理的な配線作業はベンダーさん(の下請け)に投げちゃうパターンが多い気がします。無線に関しては、ローミングやDFS、基本的な構成・設計思想を抑えて導入する・した機器で運用する上で困らない程度に使用する機能を抑えましょう。
・ネットワーク機器、UPS等
→機器選定、(設計・構築)、運用・保守等。基本設計・構築部分はベンダーさんにお任せするパターンが多いですね。場合によっては一気通貫で全部よろしくパターンもあったり、定型の運用・保守だけ自前のパターンも。拠点追加時の設定変更、機器追加だったり、機器故障時の交換なりが発生する感じです。ネットワーク構成図見て内容把握出来ており、ベンダーさんと意思疎通出来れば問題ないでしょう。
コロナ禍よりリモートワークが増えた影響で境界型のNW構成だとトラフィックが限界!といった企業様は多くゼトラストネットワークへの移行がトレンドだと思ってますので、将来的にはこういった物理機器はある程度減少していくか無くなっていくのかもしれません。
思ったよりボリュームが多くなってしまったのでここまで。
次回はサーバ、クライアント・モバイル端末についての仕事内容について説明していければと思います。