PHP, Ruby, Python, Goを始めとしたあらゆる言語の開発環境を一つのツールで構築できるanyenv。前回はその導入方法について解説しました。
今回はanyenvを使用して各プログラミング言語をインストールする手順を解説します。
なお、環境はMacOSを対象とします。
以下のコマンドで現在のanyenvのバージョンで使用できるenv系ツールを一覧表示できます。
$ anyenv install -l
Renv
crenv
denv
erlenv
exenv
goenv
hsenv
jenv
jlenv
luaenv
nodenv
phpenv
plenv
pyenv
rbenv
sbtenv
scalaenv
swiftenv
tfenv
現在インストール可能なenv系ツールが表示されました。ここから必要なenv系ツールをインストールできます。
今回は例としてNode.jsのバージョンマネージャnodenvをインストールしてみます。
まずnodenvをanyenv経由でインストールします。
$ anyenv install nodenv
…
Install nodenv succeeded!
Please reload your profile (exec $SHELL -l) or open a new session.
インストールが成功すると設定の再読み込みを求められるため、指示に従いexec $SHELL -lでシェルへ再ログインします。
再ログインするとインストールしたenv系ツールのコマンドが使用可能になります。
$ nodenv install -l
~
# インストール可能なすべてのバージョンが表示される
バージョンを指定してのインストール
# Node.js 14.15.4(LTS)をインストール
$ nodenv install 14.15.4
# nodevをrehash 新しいバージョンをいれたら rehashを行う
$ nodenv rehash
# インストールされたバージョンを確認
$ nodenv versions
14.15.4
インストールしただけではまだnodeコマンドを使用できないため、システム上でメインとして使うバージョンを指定する必要があります。
# システム全体で使用するバージョンを設定 例 node 14.15.4
$ nodenv global 14.15.4
# Node.jsのバージョンを確認
$ node –version
node 14.15.4