3DCGのアプリケーションと言えば、Autodesk社製のMaya、3DSMaxあたりの名が挙げられます。
いずれも長い歴史があり、映画やCM、ゲーム制作でも多く採用されている今では不可欠なアプリケーションとなっています。
ここ数年来、Blenderの躍進が止まらず、乗り換えるという人が後を絶ちません。
Blenderは長らく無料の3DCGアプリケーションという位置づけで、
操作性にもクセがあり、マイナーな存在でした。
数年前までは、実際、使ってみると、UIも古臭く、操作性にクセが強すぎて、
とても使おうとは思えない作りだったのを覚えています。
ここへきて大きく進化を加速させ、
どんどん使いやすくブラッシュアップされており、大きく注目を集めています、世界的に、です。
長らくMayaというアプリケーションが3DCGをけん引してきたのですが、
だれも予想しなかったBlenderに革命が起きたことにより、
3DCG界隈では、話題の多くがBlenderというくらい、注目されています。
今使ってみると、最大の障壁だった操作性も一般的な操作性が出来るように整備され、
古い時代に引きずっていた使いづらさは影を潜め、
大分分かり易く、使いやすくなったと思いました。
その意味ではMayaはお手本になっていると感じました。
Blenderの躍進を支えているのは、
一般的なアプリのプラグインに相当する、
アドオンと呼ばれる標準のツールでは時間が掛かったり、実現できない強力なツールのリリースが活発に行われていることも、
要因の一つにあります。
アドオンのおかげで、
他のMayaなどのアプリケーションを使っていた人が、
Blenderでも同じ環境を実現が出来るようになったことも後押ししました。
アプリケーションを移行する際、機能よりも、同じ操作や同じことが出来るかの環境構築が重要になります。
これはBlenderのアドオンを充実、発展させることで、
多くのユーザーを獲得して、その勢いを加速させているといっても過言ではないと思います。
アドオン開発者は、より高機能なものを作ると、
世界中の多くの人に購入してもらえるので、開発も活発的にアップデートが行われている印象です。
アドオンは比較的低価格に設定され、作業効率に大きく威力を発揮するアドオンをそろえても、
2~3万で済むことも、ほかのアプリケーションのユーザーの心を掴んでいます。
次回は、自分で使ってみて、
良かったと思うアドオンを紹介したいと思います。