一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

こんにちは、永田です。

コロナ新規感染者が減少傾向にあり、政府も制限緩和を次々と発表しており、だんだんと元の生活に戻りつつあることを感じています。飲食店もアルコール提供も遅くまで解禁されましたし、お店自体も遅くまでやっているのが増えてきました。仕事終わりに飲みに行くのが一つのルーティンであり、息抜きの場であった私にとっては、非常にありがたいことです。

マスクについても、公共機関など人が密集するところでは継続して着用を推奨されていますが、ランニング中や自転車に乗っているときにはマスクをしなくてもよい、となりました。普段からマスクをしたくないタイプなので非常にありがたいのですが、世間の目という意味ではそれほど変わっていないように感じます。マスクをしていない時に人とすれ違うと、距離を取るようにわざと離れて歩こうとする方もいます。やはり長い期間制限された生活を送っていたので、マスクに対する神聖化(?)が強くなってしまっているのは少し気になります。

これまでも何度か投稿させていただいていますが、在宅勤務を行ったことで会社の働き方も大きく変わるのではないかと思っています。コロナ感染が広まるまでは、毎日会社に通勤する上での不都合が多々ありました。毎朝非常に混雑している電車に乗って通勤すること、始業時間直前のエレベーターの行列に並ぶこと、会議を行いたいのに会議室が空いておらず後日にずれてしまうこと、などありました。しかし、それらの時間の無駄や物理的な制限をなくしたのが在宅勤務であり、これからも変えられない事実だと思います。人間は楽することを覚えてしまうともう元の苦しいことには戻れないと思います。そのため、在宅勤務で仕事が成立している限り、それをなくすことには多くの反発が生まれるものと思い、うまく共存していく必要がありそうです。

では、一方で在宅勤務になったことで不都合になったことを考えると、今後なぜ会社に出社して仕事をしなければならないのか、が分かるのではないかと思います。私が約2年ほど在宅勤務をしていて最も不都合に思ったことは、ある特定の人と話をしたい時に、今の状況が分からないため連絡を取りづらいことです。これまでは、すぐ近くに席を集め一望できるため、すぐに相談することができました。在宅勤務で見えない状況になると、何をしているのかが見えない、他の人と話しているのか、会議をしているのか、自分の作業に集中しているのか、いきなり連絡するのに躊躇してしまいます。ただし、この問題は近いうちに解決するのではないかと楽観視しています。様々なテクノロジーやソフト、アプリが登場し会社に導入することが進むと思われ、このことが会社に出社することには直結しないことになると思います。

それ以外の不都合と言えば、通勤がなくなったことで太ったこと、健康的な懸念が増えました。また冒頭でも話しましたが、仕事に関係のないたわいのない会話をする機会がなくなり、飲みに行って親交を深めることもなくなってしまったように思われます。いずれも個人的な懸念であり、全員に該当することではないので必ずしも出社する理由にはなりえないと思います。

これらより、これからの仕事の基本は在宅勤務になると思われ、あるタイミングで集中して打合せをして方針を決めたい時などは出社して短期間で決定させる、また親交を深めたい時に日を決めて集まる、などの働き方になるのではないかと思います。良くも悪くもコロナ感染による行動制限により、働き方が大きく変わる転換期になったことは間違いないと思います。この働き方の中で自分の力を発揮させていくためには、人と会う良さを忘れずに、仕事を効率に行うための最善の選択とそのための手法を身につけることだと思いました。

The following two tabs change content below.

永田 裕之

最新記事 by 永田 裕之 (全て見る)

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア