「健康は貯金に似ている」
このテーマでブログを書きたいなと思っていたところ、私自身、6月中旬に化膿性扁桃腺炎という病気を発症し、40度近い高熱で1週間ほどダウンし、結果10日程お休みさせて頂きました。
これを発症する一番の理由が過労らしいのですが、4月5月と公私ともに忙しくて6月に入った頃には寝付も悪くなり一晩で2、3時間しか眠れない日もありました。そして悪いことは重なるもので、化膿性扁桃腺炎の発症を機に完全に睡眠障害を起こして、1週間ほど一睡もできませんでした。
それもあってなかなか回復できずに苦労しました。今は睡眠導入剤を処方され、なんとか寝れるようになりましたが、早くより良い睡眠習慣を作って減薬・断薬していきたいですね。
2015年10月の開業から早7年、今まで風邪をひいて2~3日休むという事はあっても、ここまで長期に休むほど体調を崩したことはなく、つくづく健康の有難さを思い知りました。
私自身、3週に一回は整体を受けに行き、日頃からヨガや筋トレをしたり、ランニングをしたりと結構健康貯金を貯め込んでいるつもりでした。しかしいくら健康にいい事をしてもそれ以上に不健康なことしては台無しですね。私の場合暴飲暴食や不摂生な事はしていませんでしたが、仕事人間になり過ぎていました。
お昼休みを省いて施術したり、時間外の施術をしたり、水曜の午後と日曜祝日はお休みを頂いていますが、水曜の午後は完全に事務仕事の時間ですし、日曜祝日も月に2回3回と研修が入った上に、残りの数少ない休みの日に集中して遊びに行ったりしてました。
この7年、身体を十分に休めることを全然していなかったんですね。今後は働き方を見直して、長く続けていける営業スタイルに改善していかないといけないと思っています。
健康って普段健康だと全然気づかないのですが、いざ失なうとその大切さを身に染みて実感します。
これは、腰痛や頭痛を始め、本格的な病気でも同じです。
もちろん、どんだけ健康に気を付けていても病気になる時はなるし、どれだけ健康に無頓着でも全く身体に支障をきたさない人もたくさんおられます。
とはいえ、やはり日頃から健康に気を使って、健康貯金を貯めていると、大きな不調のリスクは減りますし、なった時のダメージも少なくて済みます。一方で普段無理して健康貯金を浪費してると、体調を壊すリスクは増しますし、回復に時間を要します。
年代を追って、健康貯金について考えていきたいと思います。
まずは生まれてから20歳まで。
「人間、20歳までに鍛えた身体は最大の財産になる」と言いますが、まさしくこの時期は未来の身体を創るための健康貯金ではとても大切な時期、むしろ貯金というより将来への投資ですね。
投資は早い時期に始めたほうが複利効果でのちのち大きな利益をもたらしてくれるように、若いうちにしっかりと運動して身体創りを行なっておくと、その後の生涯の健康に大きなメリットをもたらしてくれます。
このブログをお読みの方は恐らくもっと年齢層が高く、いまさら関係ないかと思われるかもしれませんが、健康貯金は気づいた今から貯金再開できるので、過ぎたことは仕方ない。今から出来る事を考えましょう。
その一方で育ちざかりのお子さんがおられる方は、ぜひお子さんの将来の健康のため、今の過ごし方を考えてあげてください。
コロナ禍になって2年、高齢の方の脚力がどんどん落ちているのを見てきました。これは高齢の方に限らず、全世代で体力が落ちていることを示しており、意外と重要な事は成長期のお子さんが必要な運動を出来ていない可能性があるという事です。
若いのですぐに不調につながらないものの、将来お子さんがおられる方は気になったら一緒に運動するなどしてみてはいかがでしょうか?
そして、20歳から30歳まで。
実は20歳を過ぎると身体の老化が始まりだすと言われ、20歳までの健康貯金をさらに増やすために積極的に努力しないといけない時期です。
その一方で体育の授業など、強制的に運動する機会はなくなり、就職などで一気に運動習慣が減少しがちです。緩やかに体力が落ちていく時って自分では気づきにくく、さらにまだまだ若くて不調が出ないので、気づかない間に健康貯金を食いつぶしている可能性があります。
例えば私の場合、大学卒業までは自転車通学で一日16km程走り、身体の丈夫さには自信がありました。しかし社会人になってクルマ移動ばかりになり、20代後半に肺活量を図ったら50代くらいの数値に落ちていました。20代こそ意識的に身体を動かすべき時期ですね。筋トレ、ワークアウト、スポーツ習慣などを付けて身体を鍛えておくべきです。
このように30代までに運動で身体を鍛える重要性を説明してきたのですが、一方でこの時期の運動が逆に身体のマイナス貯金(負債)になっている可能性もあります。
結構話が長くなったので、続きは7月に後編として掲載する予定です。
また是非お読みくださいね。