一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

産後のお客様の中で、めまいや疲労感、頭痛、気分の落ち込みといった心身の不調がなかなか改善しない方が多印象を受けます。

自律神経の乱れが影響しているかもしれません。

自律神経とは

循環器、消化器、呼吸器などの全身の内臓や血管の働きをコントロールする神経で、自分の意思でコントロールできないのが特徴です。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2種類に分けられます。活動をするため、朝起きると活発になるのが交感神経で、夕方頃から体をリラックスさせて夜眠りに就くために働き出すのが副交感神経です。

それぞれに役割があり、二つの神経がバランス良く交互に作用することで、毎日の活動を維持することができます。交感神経・副交感神経の作用バランスが崩れることを一般的に「自律神経が乱れる」といいます。

産後に自律神経が乱れる理由は

妊娠中から出産にかけて、女性ホルモンの分泌量が増えますが、産後は一気に分泌量が減ります。急激なホルモンの増減が自律神経に影響してしまうと言われています。
また慣れない育児へのストレスや睡眠不足も要因の1つです。

骨盤の歪みも自律神経に影響する

頭蓋骨の中に硬膜という膜があり、硬膜は脳から背骨を通って骨盤を形成する仙骨まで脊髄神経全体を覆っており、その中に脳脊髄液という液体が入っています。
この脳脊髄液の流れが自律神経の働きに関与しており、骨盤が歪むことで背骨の捻じれや、姿勢が悪化し、(ホースが捻れると水が出にくくなるようなイメージです)脳脊髄液の流れを滞らせます。

産後の自律神経の乱れを回復させるために

●骨盤や背骨の歪みを改善し、姿勢を良くすることで、脳脊髄液の流れを変える

●自律神経の回復に働きかけると言われるセロトニンというホルモンを増やす

がポイントです。セロトニンは規則正しい食事、日光浴、定期的な運動で増えると言われています。

何かのお役立てになれば幸いです。

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小山 美希

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