こんにちは。本日は、最近の流行り病に対して効果があるといわれている遺伝子治療薬についてです。
私自身、以前に製薬メーカーで働いていたことがあります。今回の新薬の添付文章を見たときに、併用、禁忌などの項目がなく、薬物動態もよくわからないことに違和感を覚えました。
薬の歴史は副作用の歴史といっていいほど、本来は薬に対して慎重になるものです。例えばサリドマイドでは、政府は無毒、妊婦に安心、と謡っていましたが、奇形児の問題が大きくありました。非加熱製剤や肺がん治療薬イレッサなど、同じケースがいっぱいあります。
にもかかわらず、これだけ多くのひとが、人類で初めての薬に警戒しない、というのはとても驚きで、怖いことだと感じました。