今年の10月から火災保険料率が改定します。
今回の改定による変更点は
・平均10%値上がり(最大50%の値上がり)
・10年契約廃止(最長契約が5年に)+長期割引率の引き下げ
・災害以外の家財補償の免責金額が5万円と大幅引き上げ
・実額領収書の提出のみ保険金給付
近年、損害保険会社は震災、災害などで多くの支払いをしました。
その結果、現状のままでは損失が大きいと今回の改定に繋がっています。
特に10年の長期割引がなくなるので、更新タイミングではない方も切り替えを検討してみても良いと思います。
例えば
1年契約で5万円の保険料の火災保険が
10年契約と5年契約2回で保険料がどうなるのか計算してみましょう。
10年契約の場合:425,000円
(500,000円の15%割引)
5年契約2回の場合:450,000円
(250,000円の10%割引を2回)
当然ながら
同じ10年間の補償を備えるなら
10年契約と5年契約2回では
『5年契約2回の方が保険料総額は高く』
なります。
今回の改定で、火災保険を見直すべき人は下記の様な方です。
①新築住宅購入予定
②加入している契約期間が10年未満
③更新が近い
④風災・水災の補償がついていない
⑤補償内容が分からない
火災保険は、なんとなくメーカーや不動産屋に任せてしまっている場合が多くあります。
この機会に、ご自身で納得した火災保険に加入し直しましょう。