一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 台湾大好き③

台湾の発展と日台関係の深化・進展のために尽くした両国の人物をご紹介するシリーズ、第三回目。

●明石元二郎

日本の諜報工作の歴史上、最も有名なのが日露戦争中にロマノフ王朝を裏(欧州)で揺さぶって日本の勝利に貢献した明石元二郎であるが、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世は、「明石元二郎一人で、満州の日本軍20万人に匹敵する戦果を上げている。」と言って称えたほどであった。その14年後、第7代台湾総督に就く。

総督在任中は台湾電力を設立し水力発電事業を推進したほか、鉄道貨物輸送の停滞を消解するため新たに海岸線を敷設したり、日本人と台湾人が均等に教育を受けられるよう法を改正して台湾人にも帝国大学進学への道を開いたり、今日でも台湾最大級の銀行である華南銀行を設立したりしている。また、八田與一が嘉南平原の旱魃・洪水対策のために計画した嘉南大圳の建設を承認し、台湾総督府の年間予算の3分の1以上にもなったその建設予算を獲得することに尽力した。

次は総理の座も期待されたが、本土に帰還していた時、福岡にて息を引き取った。「余の死体はこのまま台湾に埋葬せよ。いまだ実行の方針を確立せずして、中途に斃れるは千載の恨事なり。余は死して護国の鬼となり、台民の鎮護たらざるべからず」との遺言によって、遺骸は福岡から台湾にわざわざ移され、台北市の三板橋墓地(現在の林森公園)に埋葬された。

台湾の土となり、その生涯を終えた。

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関 卓法

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