教えるということは、本当に難しい。
「教えると自分のためになる」と単純に言うつもりはなく。
教えても無駄なときもたまにはある。
教えるときに重要なのは、相手の中で腑に落ちてないといけない。
でないとその先には進めない。
だから、相手が腑に落ちてないのに上辺だけで「分かりました」と言った感じがした場合は、気を付ける必要がある。
そう言う癖がある人には、しっかりと指摘をして直してもらおう。
もしくは、本当に腑に落ちない場合は、そこは「分かって」と強要しても無理なので強要してはいけない。
その場合は、レベルを落として教える必要がある。
「ええ!?ここまでレベルを落とすの?」と思ってもだ。
と、ここまでは割りと頭では理解できる範囲だが。
実際はもっと複雑だ。
なぜなら、働いている中で純粋に教えることが出来る環境はほとんど無いからだ。
大部分の労働時間は自分の作業に割きつつ、自分の下に付いた新人や若手に教えていくのだから。
きっちり上で挙げたことをやれるかというと、そうもいかない。
状況的に仕方なく、手がかからないもとから理解力がある人だけが付いてこれる流れになってしまう。
じゃあ、教える側としてはどうしたら良いか?となると。
「これくらいできるだろう」と固定観念を捨て、相手に合わせて教えるレベルを落とすことをいかに早く飲み込めるか?にかかってくる。
ここが早いほど、対策を打てる時間を確保できて範囲も広がる。
まぁ、それでも付いてこれない人が出てきてしまうのは実社会の厳しいところだが。
「教える」ということから逃げられないのが実社会の現実でもある。