一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • システム導入における情シスのあり方

最近、とあるお客さまの情シス案件の話しがありました。
それは、システム開発に関する経験が無い情シスの方のフォローをしてほしいというものでした。
問題点をいくつか聞いてみたところ、たしかにフォローしたほうがよいと思えるものでした。
現場の言いなり、ベンダーの言いなり(スケジュールや工数など)になっているように感じました。

振り返ってみると、自分自身もつい現行を踏襲した業務フローのまま機能を追加したり、大きく
変えない方向で進めようとしたことがあったと思います。
まずは業務フローや仕組みを大きく変えるものを考え、そこからすり合わせを繰り返し、落としどころ
を決めていくのがよいのではないかと思います。

もし案件に携わることになったら、以下を意識し、教育できたらいいかなと思います。

■情シスの役割とポイント ※引用です。
1 情シスがリードする
事務局としてプロジェクトをリードする。
全体最適を図り、俯瞰した目線でプロジェクトを見る(ルール策定含む)。
業務改革の全体方針を立てる(旧システムの再現ではなく、業務見直しとセット)。
体制、役割分担を明らかにする。
2 ITプロとしての知見を積極的に提供する
権限管理、セキュリティ、他システム連携、データ連携など専門知識が必要な分野を担当する。
要件実現のための最適なシステム構成を検討する。
過負荷を回避するための処理設計を行なう。
3 業務部門を徹底的にサポートする
まず簡単な業務のデジタル化で業務部門に小さな成功体験を与える。
ノーコード/ローコードツールでの開発のポイントを伝える。
定期的なサポートを行なう(マニュアル策定、ヘルプデスク、勉強会など)

こういうことを考えないといけないことを知ってもらい、情シスの基本・基準となったらよいのでは
ないかと思います。

以上です。

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甲斐 展久

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