台湾の発展と日台関係の深化・進展のために尽くした両国の人物をご紹介するシリーズ、第四回目。
●磯永吉
農学者の磯だったが、台湾にはインディカ米しかなく、台湾の風土に合った美味しい米を作るために品種改良に取り組む。結果30年の歳月をかけて完成したのが蓬莱米であった。日本では米騒動が起きるなど食糧事情が逼迫していたため、台湾からの蓬莱米の輸出は大きな支えとなった。
台湾ツアーの時のガイドさんの祖父は、大変な親日家で、ガイドさんが子供の頃、ご飯を食べている時によく「ご飯がなんでこんなに美味しいか分かるか。磯先生が作ってくれたからだ。絶対に残してはダメだぞ!」と話していたそうな。